二度と戻らない時間を奪われる宗教2世
こども家庭庁の研究事業、「保護者による宗教の信仰等に起因する児童虐待に関する調査研究」報告書。第6章、当事者(宗教⼆世)調査。
自身の抱える宗教2世問題を「相談できなかった理由」として
仮に⼀時保護されたとしても、⾼校に通えなくなり、⾃分の思うように就職もできなくなくなるなら、親といることに耐え、卒業・就職後
に⾃⽴した⽅がよい、と判断せざるを得なかった。
これは宗教親が学業、就職の妨害にならない、まだマシなケース。もうちょっとイカれた宗教親だと進学・就職の妨害、制限をかけてくる。
このケースで、親元を出るまでの我慢。こう割り切れる子どもはまだマシ。
親元を出るまで我慢しているうちに、完全に洗脳されてしまったり、著しく自尊心や向上心を損ねて、自分の意思で何の行動もできない大人になってしまう。そうなると親の宗教を受け継ぎ、被害をまき散らす加害者側の大人になってしまう。
親元を出るまでの我慢ができる、まだマシなほうの子どもであっても、かけがえのない、二度と戻らない子ども時代を宗教に奪われることになる。そして、多大な恥辱にまみれた学校生活を送ることになる。
21世紀の日本に、宗教みたいな人生のおまけ、スパイス、見方によっては余計な下らないモノのために、貴重な子ども時代を奪われる宗教2世がいる。
愚かな宗教親
親から「嫌なら児童相談所や警察に⾔ってよいが、児童相談所に相談しても家族と離れることになる」「宗教外の⼈間は冷たく愚かであるため助けてくれない」と⾔われていた
家族と離れることになる宗教。無意味なだけならともかく有害でしかない。これがエホバの証人のようなカルト宗教。エホバの証人という宗教を嫌悪するだけで、エホバの証人を嫌悪する人そのものが宗教側から嫌悪されるようになる。凄まじい排他性。
親が子どもに対して「宗教外の人間は冷たく愚かであるため助けてくれない」と教えている。愚かなのはどっちか?宗教かそれ以外かでしか語れない了見の狭いこの親のほう。
親が子どもにウソを教えるなと言いたい。宗教親はウソをついているつもりなどなくて、本当に「宗教外の人間は冷たく愚か」だと思っている愚者。こんな親に子どもの教育や保護など期待できない。
宗教2世たちは、自分の親がいかに愚かであるか考え、多くを親に期待しないようにしよう。期待しすぎなければ失望することもなく、足を引っぱられることのないよう警戒できる。
社会は、宗教親が愚かだが一見大人に見える、いかに危険な存在かを肝に銘じ、宗教2世たちに接するべき。