日本のエホバの証人の数と人口の相関関係
昨日の記事でエホバの証人(JW)の人数の増減について書いた。エホバの証人数の推移に合わせ、私独自の解釈で1993年以降を4つの期間に分割。現在は2011年以降の第二次微減期にある。
エホバの証人の数=年間の平均伝道者の数としている。
(JW人数根拠はJW公式サイトとももきち2014さんのブログより)
本日は2011年以降のJW減少の要因について考察。下の図はJW平均伝道者数と日本の人口を年度別に散布したもの。
2010年以降、日本の人口は右から左へ。減少の一途。それに呼応するかのようにエホバの証人の人数も上から下へ、概ね減少傾向。日本の人口とエホバの証人の頭数には相関関係が見られる。
エホバの証人の縮小原因とは?
ここで一つの仮説を提示。
エホバの証人の人数が2010年付近から減っているのは、単に日本の人口が減ってきたのが原因。という仮説。
ものみの塔の求心力が目減りしたとか、ネットの普及でカルトの真相を知りやすくなり騙される被害者が減ったとか、エホバの証人は時代にマッチしておらず賞味期限切れだとか、エホバの証人の縮小要因と考えられるものはいろいろある。
JW縮小に複数要因が絡んでいるのは当然なのだが、最も大きな要因が、JW側の不測の要因ではなく、単に人口減少に伴う信者獲得の市場縮小だとしたら。
このまま放っておいたら、日本の人口に合わせてエホバの証人は減っていく。であるならば、日本の人口がゼロにならないようにエホバの証人も決してゼロにならない。
単に情勢、流れに任せておくだけでは、ものみの塔とエホバの証人はこの世から消滅しない。何らかの力を外から加えないといけない。
エホバの証人高齢化の原因とは?
エホバの証人の信者高齢化もものみの塔衰退の原因と言われているが、それも日本社会の高齢化に歩を合わせているだけなのではないか。エホバの証人側の年齢分布が不明なので、これは検証しようがない。
若い信者の獲得が出来ていないのではなく、単に若年人口が減っているから。エホバの証人の人口比は若年層でも老齢層でも特段変わりがないのでは?
子供のエホバの証人被害者が減っているのは、日本の少子化の影響をもろに受けているだけだとしたら。エホバの証人特有の問題ではなく、信者畑の分母減少に伴なった動き。
エホバの証人組織そのものが絶対的に弱体化しているのではなく、単純に日本の人口動態に応じた動きをしているだけだとしたら。野放しにしておくといつ息を吹き返すか分からない。減少傾向のある間に追い打ちをかけるように、とどめを刺す。