元エホバの証人2世の昔話
現役エホバの証人ながら、一般女性と付き合っちゃう男性が散見される件。推定2世信者の若者。特殊案件なのか、よくある事象なのか不明なのだが、ちと考察中。
私の高校時代の記憶。やがて30年前なのだが・・・
私はド田舎から、郊外の学校に通学していた。この頃の私は、既にエホバの証人をやめていた。生まれながらに背負ったエホバの証人2世という重荷を降ろしたばかり。ところが、入学したクラスに現役エホバの証人が2人もいるという。
エホバの証人情報網を通じて、親から聞いた。彼らは私と違って都会育ち。無論、2人の方でも私が脱会エホバの証人であるという情報は入手済み。エホバの証人の親を持つとこうなる。プライバシーも何もあったものではない。
信仰を黙秘するエホバの証人
見た感じでは、現役信者の2人ともが、学校生活をわりとエンジョイしていた。エホバの証人であることを誰にも明らかにしていないから。その2人とは卒業まで同じクラスだった。
ところが、彼らがクラスメイトや学校の先生に対して、エホバの証人であることを明かした形跡は一切なかった。片方は献身という儀式まで受けた正式信者らしいのに。
私も、自分が元エホバの証人であることを明かしていなかったので、お互いに事情を知りつつも、秘密を暴露しあうこともなく卒業の日を迎えた。
いや、こっちのは恥ずべき過去だから。トップシークレットなんだけど、お前らは信仰を証言しまくって信者を増やす側なんじゃないの?それでウザがられて、蔑まれてっていう、いつものパターンはどこ行った?
私はこの疑問を激しく感じながらも、こっちの過去もバラされないのなら、それはそれで都合がよく。現役エホバの証人2人とは違うグループに属して高校生活を送った。
あいつらは、あの乗りで一般人の異性と付き合ったりするんだろうか。
元エホバの証人の常識、現役エホバの証人の非常識
エホバの証人とはいえ、生活・信仰スタイルに地域差がある。2世信者なら家庭の差も大きい。個人差。当時から30年も経っているし、時代の差もある。教団の統率力の低下。信者の拘束力の低下。
昨日の記事でも書いたが、こらしめという体罰が止んでいるのが事実なら、若年層に対する、教団の強制力は大幅に低下しているはず。
現役エホバの証人で一般人と付き合っちゃうなんて信じられない!という元信者の常識は今では通じないのかも知れない。
いずれにせよ、カルトはカルト。脱会して、交際相手にいらぬ不安を抱かせないのが、男として、いや人間としてのあるべき姿だと思うのだが。それが交際相手を思いやる、愛するということ。
相手はお前の宗教のせいで、夜も寝られぬくらいに怯え、悩んでいる。理解できないものを理解しようとし、それでもやはり理解できず、恐怖し迷っている。今こそキッパリ脱会して愛を示すべきときだと、私は思うのだが。
これも、元エホバの証人2世の余計なお世話ですか?