エホバの証人のマインドコントロール
『マインド・コントロール 増補改訂版』「第二章 マインド・コントロールは、なぜ可能なのか」
自分の意志でその道を選択したと思いながら、いつのまにかマインド・コントロールを受けている
エホバの証人がまさにこれ。「エホバの証人は自由の民~」と言いつつ、自ら激しい人権侵害を受けている。当初、家族が幸せになるために、エホバの証人という宗教を始めたのに、家族を不幸のどん底に落とし込んでいる。挙句の果てに輸血拒否で命を投げ捨てる始末。
エホバの証人は、自ら進んで教団の宗教本を学び、選びとった信仰の道だと思っているのだが、実際は、繰り返しのおバカな宗教学習の最中にマインド・コントロールされただけ。
一番騙された人は、自分が騙されたことにさえ気づかない。その意味で、一番騙された人は、教団の手先になって寝る間も惜しんで活動した人々かもしれない
一番騙されているのは、今でも脱会せずに現役エホバの証人を続けている人々。
マインド・コントロール(心理的操作)とは、人の思考や感情に影響を及ぼすことにより、思い通りに行動を支配すること
騙されたエホバの証人たちは、当初、人生をより良く、家族を幸せにと思っていたはずなのに、いつの間にか行動まで支配される。輸血拒否で命を投げ捨てたり、信者をやめた家族を忌避したりするようになる。
やはり一番騙されているのは・・・
マインド・コントロールには
コントロールする側とされる側が必ずおり、両者の間には、対等とは言えない関係が存在するのが重要な特徴
エホバの証人の場合、コントロールするのは組織体としてのエホバの証人やものみの塔。宗教本を執筆している一部の上級信者。コントロールされるのは、それ以外のすべての信者。
ややこしいのは、もはや組織そのものがマインド・コントロール装置のようになっている点。統治体という最上級の信者集団のなかにもマインド・コントロール下にある者がいると想定される。マインド・コントロールしつつ、されつつで、分かりやすい巨悪な教祖がいない。
この構造は末端の信者にもあてはまる。マインド・コントロールされている者がマインド・コントロールに加担し、マインド・コントロールを行う。
他の信者に対し、少しでも優位に立ち、思考や行動を制御しようとし、相互監視し合う。親子でも同様。マインド・コントロール下にある親が子を支配し、マインド・コントロールする。
こういった現役のエホバの証人たちが、一番騙されている。