ダーウィンの『種の起源』に対する、エホバの証人の虚偽

科学的根拠ゼロの進化論。神はどこから来た?

ゴキブリ大好き、エホバ

息子に買った絵本『ダーウィンの「種の起源」:はじめての進化論』。

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この本の帯より。

ダーウィンの進化論は生物学の基本中の基本。そしてすべての人にとっての教養

教養の代わりに、私はエホバの証人の「進化か、それとも創造か」なんておバカな宗教本で間違った教育を受けた。息子にはそうなって欲しくないので、この本を購入。

この本の末尾の「訳者より」から。

現在知られている生物の種類はおよそ数万種。実はこのうち半数以上は昆虫です。もしすべての生物を全部神さまが創ったとしたら、神さまは天地創造のエネルギーの大半を昆虫に費やしていたということになります。つまり神さまは大の虫好きだったということになります

ゴキブリ大好き神ということになるね。創造神のエホバ様は。

宗教虐待からの、なぜか創造論否定。創造者はいない

『種の起源』「第14章 要約と結論」より。

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『みんなの宗教2世問題』宗教2世の癒しと回復、元より強く美しくなれる

宗教2世は、強く美しくなれる

「毒宗教」エホバの証人

『みんなの宗教2世問題』2章『宗教2世・海外での最新研究状況』より。

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英語圏では「毒親」のように「毒宗教」といった言葉が頻繁に使われている

「毒宗教」使っていこう。「毒宗教」エホバの証人。

『解毒』~エホバの証人夫婦の離婚率が高い原因とは

自分の親を「毒親」と呼ぶのにためらいがある人がいるように、自分が所属していた宗教や教団を「毒宗教」や「毒教団」と呼ぶのにためらいを感じる宗教2世は、確実に存在する

毒は毒だからね。毒を毒と認識できるようになるのも、癒しや回復の過程。

宗教2世の癒しと回復

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現代のモラルは低下していない!エホバの証人「終わりの時代」神話を解明

果たして、現代人のモラルは低下しているのか?

現代人のモラルは決して低下していない

昨日までの記事の続き。エホバの証人的「終わりの時代」のしるしを終わらせるシリーズ。

地球環境の破壊はエホバの証人的「終わりの時代」のあいだに歯止めがかかっている

エホバの証人的「終わりの時代」のしるし、それは何一つ成就していない。

今日は「モラルの低下」。1914年以降、エホバの証人的「終わりの時代」に、人類のモラルが低下しているらしい。エホバの証人いわく、これが現代が「終わりの時代」である複合的証拠のひとつ。

うーん、モラル低下してるか?人類は悪くなっているのか?

エホバの証人的「終わりの時代」以前と現代を比較してみる。例えば聖書中に出てくるソドムとゴモラの話。寓話にすぎないのだが、エホバの証人的には全て事実の話。なので、現代の状況と比較してみる。

エホバの証人の宗教誌「目ざめよ!」1981/12/8号から

ソドムはどんな訪問者も性的な暴行を受けかねない所だった

ここの住民は他の人の権利に敬意を払わず,自分たちの利己的な願望や情欲を満足させることばかり考えていました

人間の品位がこのようにはなはだしく損なわれている

場所だったと。続いて、教団機関紙「ものみの塔」1967/6/15号から。

「非道の者どもの放縦な行いによってなやまされて」いました。ソドムの住民は動物的な欲望を満たそうとして,明らかに無力な見知らぬ者に暴力をもって臨もうとしました

同じく「ものみの塔」1966/1/15号。

町の住民は「淫行にふけり」,不自然な肉欲を求め,女とみだらな行ないをしただけでなく,男に対しても肉欲をもやしました。おそらく獣とも交わったことでしょう

そして、ソドムから脱出した「義人」のロトは、酔っ払って父娘相姦というおぞましい事態に。しかも二晩に渡って。

こんなゴッサムシティみたいな無茶苦茶な都市は、現代の地球にはない。

ソドムとゴモラの住民とロト親子ほどに、現代の人類の「モラル」は低下していない。

エホバの証人と同性愛、まずは1970年代から調査

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エホバの証人的「終わりの時代」のしるし、一番地球環境を破壊しているのは・・・

史上最大の環境破壊はノアの大洪水

別に「犯罪」増えてないっしょ

昨日までの記事の続き。エホバの証人的「終わりの時代」のしるしを終わらせる話。

エホバの証人的「終わりの時代」のしるし、まだひとつも成就していない

主要4つのエホバの証人的「終わりの時代」のしるしを考慮し、1914年以降の現代に、特にこれらのしるしが当てはまらないことを説明した。

むしろ、1914年以降、これらのしるしが大幅改善、エホバの証人的「終わりの時代」のあいだに世界はよくなっている。

エホバの証人は、これらのしるしが全部同時に起きるのが「終わりの時代」だと主張している。ひとつでも崩れれば、現代は「終わりの時代」ではないということになる。

ひとつどころか、今のところ総崩れ。やはり、現代はエホバの証人的「終わりの時代」ではない。ほんのちょっと理性で判断がつくことなのだが・・・。

1914年以降の現代は、エホバの証人的「終わりの時代」ではない

今日は「犯罪」から検証。「犯罪」が減っているのか、増えているのか?これは世界規模で調べようがない。エホバの証人は「犯罪が増えている」と簡単に言うのだろうが、きっとそうでもない。

念のため、ChatGPTに聞いてみる。

1914年以降、犯罪は増えていますか?

犯罪率は国や地域によって異なり、時期によっても変動するため、一概に言えることは難しいです。また、犯罪率はさまざまな要因に影響を受けるため、一般的なトレンドを特定するのも複雑です。ただし、特定の地域や国において、犯罪率が上昇することや下降することはあります。

歴史的なデータを通じて一般的な傾向を見ると、犯罪率は時期によって変動し、社会や経済の変化、法律の変更、犯罪の種類によって影響を受けます。たとえば、経済的な不況や社会的な不安定が高い失業率や経済的な困難を引き起こす場合、一部の犯罪率が上昇することがあります。一方で、警察活動や犯罪予防プログラムの改善が犯罪率の低下に貢献することもあります。

具体的な年や地域に関する最新の犯罪統計情報を入手するには、該当する国や地域の法執行機関や統計機関のウェブサイト、国際的な犯罪統計データベースを参照するなど、信頼性のある情報源を利用することが重要です。

「変動するため、一概には言えない」というまともな回答。エホバの証人にみたいに「1914年以降、犯罪は増えて世の中は悪くなっている」って簡単に言っちゃダメ。そんな悲観的だから、カルト宗教に騙される。

これは判定不能ということで「△」。というか、

1914年以降、世界中で右肩上がりにぐんぐんと犯罪が増えているわけではない。

だから、「×」でもいいくらい。

エホバの証人的「終わりの時代」のしるしの成就、初めて△が

一番、地球環境を破壊している奴は・・・

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エホバの証人的「終わりの時代」のあいだに、世界は良くなっている

エホバの証人的「終わりの時代」のしるしは走り去ろうとしている

飢饉は、エホバの証人的「終わりの時代」のしるしではない

昨日の記事の続き。エホバの証人の「終わりの時代」のしるしに終止符を打つ。

戦争は現代が終わりの時代のしるしにはならない

昨日の記事で、「大規模な戦争」がエホバの証人の言う「終わりの時代」である1914年以降の特徴ではないことをあげた。続いて、飢饉。数値は、『ファクトフルネス』という本を参考にしている。

飢餓を、世界の全人口に占める低栄養の人の割合で量る。すると、1970年の28%から、2015年で11%に減っている。エホバの証人的「終わりの時代」の間に劇的改善がみられる。

昨今、「コロナ禍、ウクライナ紛争で、飢餓人口が1億人も増えている」という報道があるけれど、こんなのでエホバの証人は「終わりの時代のしるしガー」とか言っちゃうから騙される。

飢餓人口が1億人増えていると言ったって、いつに対して増えたのかきちんと考えないと。2019年⇒2022年の話。ここで1億人増えたって、1970年に比べれば、飢餓人口も世界人口に占める飢餓人口比も減っている。1970年の飢餓人口は28%、世界の3割が飢えていたんだよ。

1900年には16億だった世界人口が、現在では80億人、世界人口が増えているのに、飢餓人口の占める割合が減っている。つまり、お腹いっぱいな人が劇的に増えているわけで、飢饉はエホバの証人的「終わりの時代」の間に、順調に減っている。

前述した、近年の飢餓人口増加というのは、SDGs(持続可能な開発目標)の2030年までに「飢餓をゼロに」という文脈に対して語られることが多い。既に次元が違う。

これからの将来、飢餓人口がゼロに近づくことはあっても、1970年レベルの世界の3割が飢えるというレベルに至ることは考えにくい。

エホバの証人的「終わりの時代」が始まった1914年以降、世界の食糧事情は大幅改善。飢餓をゼロにする試みが間で進んでいる。よって、現在は「終わりの時代」ではない。

飢饉もエホバの証人の「終わりの時代」のしるしにはならない

エホバの証人的「終わりの時代」に、世界は良くなっている

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宗教2世、キモチワルイ過去とキモチワルイ自分からの脱出

過去のキモチワルイ自分から脱出

エホバの証人は、キモチワルイ?

『みんなの宗教2世問題』1章『当事者たちのさまざまな声』より。マイナー新宗教2世の体験談。昨日の記事の続き。

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マイナー新宗教2世の体験談なのだが、すべての宗教2世に共通する示唆に富んでいる。

成長し、友人ができ、「よそ」の世界を知る年頃になれば、いやでも実家の異常性に気がつく。しかし、「うち」が異常であればあるほど、若き2世は、「よそ」との違いに羞恥心を抱く。家の宗教のことを誰かに話したらきっと「キモチワルイ」と言われて、嫌われてしまう。

ゆえに「助けて」と、言えない。

私は、元エホバの証人2世だからハッキリ言うが、「そう、エホバの証人はキモチワルイんだよ」。

輸血拒否して死んだり、世界の終わりを待ち望んでいる。しかも、その世界の終わりでは信者でない人間が全員殺戮されることになっている。そんな奇想天外、悪魔じみたことを信じている奴が、気持ちのいいわけがない。100%キモチワルイ。

私がエホバの証人2世だった頃、自分自身のキモチ悪さに気づいていた。感覚的に。周りの反応から知っていった、というのもある。

自分がキモチワルイ。子どもにとって、それは圧倒的に劣悪な環境。そして、大人になった今でも変わらない。私のエホバの証人という生い立ちは、圧倒的にキモチワルイ。

私は、エホバの証人に人生を汚された。その怒りと恨みが、今の私の活動の源泉になっている。

「よそ」に出ていくこと

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新宗教の闇に迫る:新宗教2世の告白、家庭で行われる子どもの洗脳とは?

宗教2世の子どもが家庭で受ける洗脳とは?

人類の醜い部分の結晶、新宗教の教理

『みんなの宗教2世問題』1章『当事者たちのさまざまな声』。マイナー新宗教2世の体験談。昨日の記事の続き。

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昨日の記事で、体験談のブロガー氏が火の上を歩くという宗教儀式を強要されたことを取り上げた。

ついでに腹立たしいのは、少女がこんなにも身体を痛めつけ、儀式に参加したところで、「女は不浄の生き物」という教義に基づき、教団内では永遠に蔑まれる

エホバの証人も男尊女卑感覚が甚だしく、「女性は、かしらである男性に従え」と、されている。役職的な立場が女性に与えられることも、女性が講演を行うこともない。組織内で最上位に君臨している統治体のメンバーも男性だけ。

エホバの証人やマイナー新宗教の教理に、このような女性蔑視観が含まれているのはなぜか?

それは、新宗教の教理は人間のエゴや強欲など醜い部分が結集したモノだから。宗教を収奪装置として機能させつつも、男性の支配欲のようなモノを充たす機能をも備えるため、このような女性蔑視な教理が形成された。

また、組織運営のしやすさなども考慮されているのかも知れない。

このマイナー新宗教の謎な点は

イタコ婆さんは「女は不浄だ」と言っていた

ところ。そうであるなら、自分もその「不浄」の一員であるはずなのだが。いったい何を言いたいのか謎。そして、金集めのために人を騙す「不浄」の極みにいる者が何を言っているのかという話。

イタコ婆は、「自分は「不浄」な女性の中でも違う存在だ」という優越感をむさぼっていたのかも知れない。

エホバの証人家庭で行われる洗脳手法の模倣

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衝撃告白:超常現象的なウソ偽りで、子どもたちが危険に晒されるカルトの実態

エホバの証人のハルマゲドンによる脅し

友だちがつくれない宗教2世

『みんなの宗教2世問題』1章『当事者たちのさまざまな声』より。マイナー新宗教2世の体験談。この記事の続き。

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王道カルトのエホバの証人と、マイナー新宗教カルト。両者の間に共通点がある。

毎週末、イタコ婆の口寄せ儀式に連行されるマイナー新宗教2世、毎週末、エホバの証人の王国会館での集会に連行されるエホバの証人2世。

私の週末はこのように退屈な宗教儀式によって奪われ続けた。友人と鬼ごっこで遊んだり、ゲームに興じたり、お出かけする時間なんて無かった。気がつくと、友人を作ることすらできなくなっていた

普通の子どもが遊んでいる時間に、しょうもない集会に連行されていた。流行っているゲームのことなど知りようもない。エホバの証人の場合は平日の夜にも集会がある。私は、平日の集会の日は外で遊ぶことが許されなかった。

これでは、なかなか普通の友達を作ることができない。

子どもの思考を操作する、超常現象的なウソ偽り

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イタコ婆への復讐?宗教2世の理性とモラル、恨みの狭間で

カルトをやめたおかげで、今日もビールが旨い

殺しても殺したりないけど、理性がそれを防ぐ

『みんなの宗教2世問題』1章『当事者たちのさまざまな声』より。いよいよ最後の当事者、『たまたま人を殺さなかった、とある宗教2世の話』

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この当事者は、めちゃくちゃマニアックな名も知られない宗教の2世なのだが、読みごたえは抜群。昨今の宗教2世問題が総括されている。noteブロガーらしいが、羨ましいほどの文章力。

このマニアック新宗教にはイタコ婆が出てくる。このイタコ婆は、インチキ霊感商法でしこたま儲けている悪徳ババア。このババアに対して、ブロガー氏は

教祖や協力者にも、やはり殺意がよぎった。ただ、私は人を殺すことは経済的な後ろ盾や社会的な地位を失うことだと理解していた。だからわたしは我慢した。お金と地位のために、我慢しただけ

これが理性。殺したらいけないのはモラルなのだけど、殺しても殺したりない奴がいるのは事実。このブロガー氏にとっては、それがイタコ婆だったわけで、私にとっては、組織体としてのエホバの証人。

ここにモラルはない。殺しても殺したりないくらいの恨みがあり、殺しても殺したりないくらいの辱めを受けた。このモラルの欠如を裁くなら、お得意の天の法廷で裁いてみろって話。もしもそんなカルトな神が存在するのなら。

モラルのないカルトな場所でありつつも、実体としての世界には属している。そのため、殺人や暴力行為を行うとキッチリと地上の司法で裁かれる。それが嫌だから殺さない。これが理性。

理性と、理性の正反対の恨みの狭間で。

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世界は誰でも受け入れるのだから、親は宗教不要な生き方を示せ

親は子に、宗教不要の生き方を示せ

世界は、誰でも受け入れる

『みんなの宗教2世問題』1章『当事者たちのさまざまな声』。オウム真理教・ひかりの輪元信者の体験談。

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この体験者は大学生のとき、統一教会にも関係している。

社会からバッシングされているのに、これだけ強い信仰を持って頑張っているというのが、それは一体どういうことなんだろう、みたいなことを考えて、興味本位でビデオセンターにまで付いていった

世間のバッシングなど一切効かないのが、信仰という名のマインドコントロール。思考を操作・固定されているので、ちょっとやそっとのことでは顧みない。

オウム、アーレフ、ひかりの輪を振り返って

あらゆるカルト集団がそうなのかもしれないですけど、内部では人当たりがいいし、信仰している限りは、あるいは信仰してるふりをしてる限りは、大切にしてくれます

カルトは条件付きでだれでも受け入れる。ところが、実は普通の世界では、無条件で誰もが受け入れられている。犯罪者だとしても。たまに死刑になったり拘置されたりはするが、それでも受け入れられている。信仰しないことで存在を否定されたり、少なくとも日本では国外追放されたり、忌避されたりはしない。

カルトの世界は、

社会になじめなかった自分にとっては、ものすごく居心地が良い空間だなって思っていました。だからこそ続けてきましたけど、逆に言えば、この社会では居場所をなかなか見つけることができなかった、ということが一面ではあった

辛い現実からカルトに逃げている。カルトのユートピアに現実逃避している。

カルトの外の世界は、無条件で受け入れてくれる。そこになじむには、自分自身が変わるか、自分自身が見ている世界、その見方を変えるしかない。

『みんなの宗教2世問題』、おかしな世界観を信じてしまう理由とは?

親は、宗教不要の生き方を示すべき

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