ものみの塔の生殺与奪権を握られているエホバの証人(JW)
最近の記事で、ものみの塔はただの一度も終末の予言は当てていないことを書き続けた。終末の予言どころか他の予言についても、大したことのない些細な現実を、あくまで聖書の予言の実現とこじつけているだけ。
エホバの証人(JW)信者たちは、一切当たらない年代予測に愛想を尽かしてしまいそうなものだが、21世紀の今でも未だに何百万人の信者が存在する。
それは、ものみの塔の教義の矛盾を指摘したり、教団の年代予測に疑問を持つことが信者にとって最大のタブーとされているから。
このタブーを犯せば背教者とみなされ、組織から排斥される。排斥=終末の日の滅びを意味するので、マインドコントロール下にある信者は、当たらない予言を盲目的に信じるしかない。
こうしてエホバの証人は、生殺与奪権をものみの塔に握られ、当たらない予言を未検証のまま信じるしかなくなる。結果、振り回され続け、人生を完璧に損なう。
エホバ、サタンが存在しない理由
背教者は終末の日に滅ぼされるサタン一派の手先とみなされる。昨日の記事、『良心の危機』という本で、歴史学者の意見を聞くだけでも「サタンの帝国の手先」とされるという部分を紹介した。
エホバの証人とものみの塔にとって、共通かつ永遠の敵は、このサタン。実はこのサタンそのものが存在しない。外に共通の敵がいた方が信者をまとめてコントロールしやすいため、設定された架空の敵。
よく考えてみよう。サタンって最も美しいと言われたエンジェル。そんな美意識の高い天使が、くそダサいエホバの証人を必死になって攻撃するか?ハロウィンとかクリスマスとか剣道とか手相占いとか、そんなしょうもないモノでエホバの証人を騙そうとしている?
そんな激ダサな話あるか?宇宙一の天使の美意識はどこに?
そんな激ダサ設定のサタンを、宇宙の主権問題とか言って滅ぼそうとしている神エホバの方も相当に小さい。こまい小粒。だから、こんなの全部、ものみの塔の作り話なんだって。根本の設定からして架空。
宇宙の主権論争に終止符を打つ
これで思い出したのがジョージ・オーウェルの「1984年」
1984年の世界では地球は3つの国に分かれていて、それぞれの国がひっきりなしに同盟したり、戦争したりを繰り返している。という設定、なのかも知れないという疑念を抱く人物が登場する。
彼女は何気なく、ユーラシアと戦争などしていないと思うと言って彼を驚かせた。毎日のようにロンドンに飛来してくるロケット弾は、おそらくただ人々をおびえさせるために他ならぬオセアニア政府が発射している
エホバとサタンも同じ、エホバの証人の周りに満ち満ちているサタンの帝国なんか存在しない。それは他ならぬものみの塔の創作話。信者を怯えさせ意のままに操るための架空の設定。
実は、宇宙の主権者は自分の周りを宇宙と認識している自分自身。自分の見ている宇宙の主権は自分にある。自分の認識次第で、しょうもない主権論争しているエホバ・サタンの寝ぼけた世界になるか、自分で未来を選べる世界になるかが変わる。他人に、自分の世界の主権を奪われるな。
“今ここで、宇宙の主権論争に終止符を打つ。他人に奪われるな” への1件の返信