エホバの証人の記念式を開催した公共施設の管轄役所への苦情に対する返信

エホバの証人の記念式に関する苦情に対する返信

昨日の記事の続き。エホバの証人に記念式を開催された公共施設を管轄する役所へ入れた苦情に対する返信メールの内容。

以下、いつも通り、固有名詞は伏字などに変更。随時改行や句点の追加、削除などを読みやすさ向上のため施している。

===========================

山羊様

この度は、本市施設内にて警察官より職務質問を受け不快な思いをしたこと、心中お察しいたします。また、回答までお時間をいただき申し訳ございませんでした。

ご質問いただいた○○市○○センターの施設利用について、以下のとおり回答させていただきます。

まず、施設における飲食禁止の取り扱いですが、○○センターは、館内すべてで飲食を禁止しているわけではなく、飲食を主たる目的とする利用をお断りしております。

ただし、ホールについては、近隣同類施設の例にならい飲食禁止としておりますが、その理由としては、ホール内は比較的薄暗く、かつ客席内に十分なスペースがないことから、飲食による施設の汚損等が生じる可能性が高いこと、また、本来鑑賞目的とした空間であり、飲食をすることによってお客様の鑑賞環境が阻害される恐れがあることが挙げられます。
一方、催事の進行や演出上必要な場合は、舞台上での飲食を特別に認めることもございます。

今回の案件においては、施設管理者としてホール内飲食禁止としている理由をふまえたうえで、飲食を主目的とした利用ではなく、また、実際に飲食を行うものでないことから、汚損等や他のお客様の迷惑になる可能性が低く、利用許可の取り消しをする必要がないと判断したものと指定管理者から聞いております。

また、アルコールについては、利用団体との事前のお問合せ対応の際等でアルコールの持ち込み禁止について周知していたとのことです。
この点に関しても、アルコール持ち込み禁止としている理由が、飲酒行為により酩酊状態に陥り施設を破損することや、他の利用者様に迷惑をかけるようなことを未然に防ぐといった施設管理上の運用であることから、今回ご指摘のあったグラスの内容物がアルコールでないことを、行事当日に利用団体様から回答がなかったことをもって、利用許可を取り消しすることまでは必要がないと指定管理者として判断したものと認識しております。

しかしながら、万が一グラスの内容物がアルコール類であったならば、利用者に対し厳重注意のうえ、場合によっては次回以降ご利用を控えていただくなどの対応が必要になるものと考えており、施設ともその旨共通認識を持たせていただきました。

なお、警察が介入した件については、施設内で生じた事案に対しては、一義的には施設管理者にて対応すべきものであり、今回もそのように対応していたものと考えております。

そのうえで、事故・事件等につながる可能性が高いものについては、未然防止の観点から警察を呼ぶことはやむを得ないと思われます。

改めて、今回ご質問いただいた○○センターの施設管理のルールについては、利用者の皆さまが施設を気持ちよくご利用いただけるよう、市も施設管理者とともに検討していくことや、遵守事項の周知徹底に努めてまいりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。


コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください