宗教2世を晒し者にするな
もしも学校に「宗教やカルト団体のことで困っている子、いませんか」というポスターが貼られたら?昨日の記事の続き。
気持ちとしては、「宗教やカルト団体のことで困っている子、いませんか」で良いのだけど、貼り紙はいけてない。いじめの助長になりかねない。
私自身が、「宗教やカルト団体のことで困っている子」だったからよく分かる。宗教2世が困っているという弱みをさらけ出したり、目立たせたりするのは本人にとって悲惨な道への始まり。
あと、展開の読みが甘すぎ。「宗教やカルト団体のことで困っている子、いませんか」の貼り紙で、宗教2世の救済は進展するか?進展しないだろ。
困っている子がいたらどうするっての?宗教と徹底的にやり合って、子どもを助ける骨のある教師がいるってのかよ。
たかが貼り紙では何の解決にもならない。というか、逆効果。ではどうすれば良いか?
宗教2世が知らない、人生は楽しいという真実
「宗教やカルト団体のことで困っている子」がいて、助けてやりたいと思ったのなら、まず彼らが困っているということは心に秘めておいてやろう。
この子たち、かわいそうなんです!って騒ぎ立てるのは言語同断。孤立を深めるだけ。
本人たちがカルトの洗脳下にあるケースもある。周囲から強くアクションすると洗脳を余計に強固にし、殻に閉じこもってしまう場合もある。
宗教と徹底的にやり合う気がない者に必要なのは「配慮」。そして、宗教2世が求めているのは「隔離」。以前にも書いたが、恥ずかしい思いをさせない隔離。
そして、その上で、
「あなたには選択の自由がある」という真実を知らせてやること。そして、「本当に自分で選択したモノなら楽しい。人生も楽しい」という真実を教えてやること。言葉や行動で。
学校行事に参加しないのは良いが、自分自身で参加するかしないか決めて良い。自分で決めたことなら、それは楽しいはず。
宗教と徹底的にやり合う気がない部外者にできるのはここまで。中途半端に出しゃばっても事態を悪化させるだけ。
徹底的に宗教とやり合うべきなのは、仕組みを作る側。政府、そして民意。
ところが、政府に期待するだけ無駄なのは、政権与党に宗教が絡んでいる時点で明らか。ホントにバカげている。挙句、統一教会にもつけ込まれるというおバカ加減。
であれば、せめて民意をということでシコシコとこのブログを書いている。
そこで提言、宗教2世を救う秘策を明日の記事にて。
“宗教と徹底的に宗教とやり合う気のない部外者が、宗教2世に対してできることとは?” への1件の返信