エホバの証人の「永遠の命、それは象徴的な意味でした」って「新しい光」

エホバの証人、タイプ別の脱塔アプローチ

昨日の記事で考えた動機別のエホバの証人の4タイプ。今日はそのタイプ別にいかに脱会させるかを考える。

ご利益主義の①特権と②永遠の命型。このタイプはご利益が無くなれば、もしくはご利益などないと認識すれば、または今まで追い求めていたご利益が無意味と気付けば、脱会せざるを得ない。

マインドコントロール強固型の②永遠の命と④神の主権型はマインドコントロールが解ければ時間の問題。

ご利益主義者でもなく、マインドコントロールも浅い③人間関係型。このタイプは本人でなく周りを落とす。周囲が脱会すれば、安心して脱会に走るだろうし、周囲に脱会の流れが起きれば脱会派の筆頭となるはず。もとからマインドコントロール下に無いので。

③の周囲に位置する人々。どこから攻めるか。③の人間関係型は自分の人生を損ねてさえも家族を失いたくないという自己犠牲型。この逆の人々が狙い目。①②タイプにその傾向が強い。ご利益が無くなれば、エホバの証人をやめると。自己の利益を優先するタイプ。

エホバの証人の「新しい光」を逆に利用する

①特権型は特権が無くなれば良い。エホバの証人の特権なんて無意味そのものなのだが、本人は特権にしがみついて生きるしか術がない。その土台を蹴り飛ばす。

これは会衆内に不和をもたらすような変化球戦術。信者側が背教者に対して抱いているイメージそのもの。何となくフェアではない気もする。カルトに対してフェアも何もないのだが、特権主義者に恨まれても困るので、この変則手は出来るだけ避けたい。

すると、②永遠の命型に対するアプローチがメインとなる。

まずは永遠の命が無意味だと知ってもらう。人間の生は限りあるから価値が生まれ輝く。永遠には意味が生じない。永遠の命はご利益にはなり得ない。しかし、これは価値観の問題に変換されるからほとんどの場合で話が通じない。

次は確率の話に振ってみる。永遠の命をくれるエホバの証人にフルベットしているけど、それが裏目ったらどうするのと。ルーレットの赤に全人生を賭けているけど、黒は絶対に出ないんですか?

エホバの証人の真理って時代とともに変遷している。「新しい光」ってやつ。実は永遠の命ってのも移り変わるかも知れませんぜ。そうなると今の人生は一度きり、取り返しがつかない。ご利益主義者にとってはこれは痛い。心は揺らぐはず。

ものみの塔の正体を知っている外部者からすると、永遠の命みたいな教義はひっくり返りようがないことはよく分かる。

絶対に実現しないのだけど、予言ハズシとは違って時の経過が非実現を証明しない教義。実現しないからこそ、実現後の詳細や実現後に生じそうな矛盾を埋める必要のない教義。

これらの教義の改訂はない。変える必要もないし、変えれば信者の求心力を失うから。しかし、

マインドコントロール直下の信者にしてみれば、教義改訂は組織側のご都合ではなく、純粋な「新しい光」、新基準だと思っている。ならば、「永遠の命」だってどうなるか分からない。教義は常に正されてきた。人生フルベットしている「永遠の命」、「それは象徴的な意味でした」って教義の改正もあり得なくはない。

100%当たらないかも知れない「永遠の命」、そんなモノにフルベット。それで大丈夫ですか?

最後は④の神の主権タイプ。使命感に燃えて神の宇宙主権の証人になろうとしている人々。今どきこんな敬虔な(つもりの)エホバの証人がいるとは思えないのだけれど、ここの人こそは簡単なのかも。

そんな大層な目的があるのなら、「しっかり聖書を読みなっせ」と。聖書のどこにも「統治体を結成せよ」とか「1914年からキリストが即位」とか書いてない。神の宇宙主権どころか、何か良くない魔のモノの証人になっているんですよ。


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