多分、完結編:エホバの証人の記念式の裏側(最終報告)
昨日までの記事の続き。多分、この施設についてはシリーズ完結編。
エホバの証人の記念式における未成年者への酒類手渡しを問題視して、全国照会した施設のうちのひとつ。
この施設は典型的なケースとなった。
当初は「酒類の回覧は行わないと申告されている」との説明。しかし、私の照会を受けて再確認した結果、主催者側が当初の説明と異なる運用を予定していたことが判明。いわば、説明が二転三転したことになる。
施設側は、主催者の変更に合わせて急遽会場レイアウトを変更し、「酒類回覧時は未成年者を別室待機とする」という例外的措置を取ることで決着させた。
以下が、私から施設へ送った最終メール。
○○プラザ ○○様
このたびは、主催者との再確認および運用方針の見直しについて、丁寧にご対応いただき、誠にありがとうございました。
また、詳細をお知らせいただきありがとうございます。私としても無駄足を運ぶ必要が無くなり、非常に助かりました。
しかしながら、今回のご報告を拝見し、問題点は多々見受けられるかと存じます。
当初の説明から一転して、「アルコールの回覧を行う形式へ変更された」との点については、主催者側の説明が二転三転していることを示すものであり、虚偽申請に該当し得る重大な事案と受け止めております。
もし私からの指摘がなかった場合、未成年者への酒類提供行為や、ロールバック形式での飲食物回覧がそのまま実施されていた可能性が高く、実態としては規約違反行為が予定されていたと言わざるを得ません。
また今回、未成年者を別室に待機させるという例外的措置を取られたとのことですが、公共施設としてそこまで特定宗教団体の形式に合わせて便宜供与する必要があるのか、公平利用の観点からも慎重な検討が必要と感じております。
加えて、
・未成年者待機のための別室の利用料金の扱い
・未成年者待機中の安全管理責任
・宗教行事からの未成年者隔離という信教の自由の侵害
・監視体制の強化に伴う費用負担
といった点についても、公共施設としての運用上、課題が残ると考えます。今回のように、主催者側の説明が事前と当日で異なる可能性がある以上、来年度以降はより毅然とした対応を取られることを期待しております。
(必要であれば、悪い実例をつくらないためにも、今年度の段階でも再検討は可能かと存じます。)なお、監視体制のご負担を軽減するための補足として、赤ワインの回覧は式の後半、パンの回覧の後に行われることを申し添えます。それまでは赤ワインは壇上からは動きません。
これまでの全国事例から申し上げますと、主催者側に対してこれ以降、明確な注意喚起を行わず、当日も主催者側から見て通常運用のままで、特別な注意喚起をしなければ、未成年者にも酒類を回す可能性が高いと予想されます。
(直近の打合せの温度感が不明なため断定はできませんが、 エホバの証人の実態として、そのような傾向が確認されています。)最後に、今回の対応は例外的措置であり、今後の施設運営における標準対応とならないよう、改めてご検討いただけますと幸いです。
本件は、主催者側の説明変更や虚偽申請の疑いなど、○○市としても検証が必要な事案と考えますが、貴施設が誠実に対応された点を尊重し、これ以上問題化することなく、あえて深追いしない判断をいたしました。
ただし、同様の事案が来年度以降も発生する場合には、適切な機関への報告も含め、改めて検討させていただく所存です。
とはいえ、今回、施設としての管理体制が大きく改善されたことに深く感謝申し上げます。大変な苦労であったと愚考いたします。ありがとうございました。
引き続き、公共施設としての適切な運営をお願い申し上げます。
山羊
今回の件は、主催者側の説明変更や虚偽申請の疑いなど、市としても検証が必要な事案と思われる。施設側が誠実に対応した点は尊重しつつも、同様の事案が来年度以降も発生するのであれば、適切な機関への報告も含め、改めて検討せざるを得ない。
そして、最後にひとつだけ問いたいのは、
放っておいたら未成年者に赤ワインを回すような連中に施設を貸し出し、赤ワインを回すときだけ、未成年者を別室移動させ、監視カメラで複数名で監視する?
「この運用で来年以降も許可することが、市民に説明できるのか」
という点。
公共施設の公平性と未成年者保護の観点から、この問いにどう向き合うかこそが、自治体の姿勢を最も端的に示すポイントなんじゃないか、と個人的には思う。つまり、
「本気で未成年者保護する気があるの?」
と私は問うています。


