エホバの証人児童の性被害に関する調査結果、愚かすぎる教団公式回答

性的虐待を受けるエホバの証人の子ども

エホバの証人から児童虐待を受けたと感じる人が・・・

2023年11月28日、「JW児童虐待被害アーカイブ」団体が記者会見。エホバの証人児童の性被害の調査結果を、政府機関へ提出、実態究明と対策を求めた。

各メディアで報道された。

まず、FNN「イット!」、地上波放送にて。

有効回答159人中37名が、エホバの証人から性暴力を受けたと回答。被害者の大半が小学生以下だった。

有効回答159人中139名が、年齢に見合わない性的な表現を含んだ情報を与えられたと回答。

いずれも、Yesの回答者はそれを「性的虐待」と感じていると回答。

どんなに少なく見積もっても、139名もの人々が、子どもの頃にエホバの証人から性的虐待を受けたと感じている。

エホバの証人による性加害が朝日新聞に掲載、病巣は組織に

愚かすぎるエホバの証人の公式回答

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朝日新聞に掲載、エホバの証人の組織的な性加害の実態

エホバの証人の組織的性加害

エホバの証人の組織的悪行、審理委員会での性経験聞き取り

2023/11/9の朝日新聞朝刊の社会面にエホバの証人の記事が掲載。エホバの証人教団内で159件の性被害の申告があったと報道されている。

昨日の記事で、本記事の注目点1つ目について触れた。今日は残り2つのポイント。

  1. エホバの証人の役職がある信者から、性被害を受けたと申告されている
  2. 長老(エホバの証人の役職)に対して、性経験を話すように強制された
  3. エホバの証人は、若年者に不適切な性的表現を見聞きさせている

2つ目も、1つ目のポイント同様、やはり変態「長老」関連。

長老たちに対して自身の性に関する経験等を話すように強制されたことがある

との回答が42人。

これは単純に、長老という地位を乱用したセクハラ。ド変態もいいところ。地位を利用して、他人に性経験を話すことを強制するセクハラ&パワハラ。

エホバの証人の内部的な事情など一切鑑みることなく、変態長老による性経験聞き出しは悪事以外の何モノでもないのだが、ちょっと内部事情を書いておく。

この変態長老による性経験の聞き出しは、教団内部で行われる審理委員会のこと。

信者の誰かが、婚外者とラブホテルから出てくるのを目撃されたりして、長老に密告されると、審理委員会が発動するケースがある。

審理委員会は、信者を破門にする排斥処分を決める権利を握っている。審理委員会の呼び出しを無視したり、黙秘したりすると、排斥になる可能性もある。

排斥になると、親兄弟であっても信者からは村八分にされる。その生殺与奪権を握り、変態長老たちは性経験の聞きとりを行う。

審理委員会は、婚外の性行為を禁じる宗教的な内部事情で行われるので、茶番にすぎない。そんな茶番で、変態長老に性行為の告白を強制される。しかも、組織からの排斥という生殺与奪権を握られて。まさに強制。

審理委員会の開催は、エホバの証人組織の決まりとして、世界共通で存在する。組織的な変態長老による性経験の聞き出し。組織的悪行。

テレビ朝日「サタデーステーション」で「エホバの証人」実名報道

エホバの証人はR指定に

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エホバの証人による性加害が朝日新聞に掲載、病巣は組織に

エホバの証人の指導者層による性加害

エホバの証人による性加害が全国紙に掲載

エホバの証人に関する記事が全国紙に掲載。2023/11/9、朝日新聞朝刊の社会面。エホバの証人教団内で159件の性被害の申告があったという内容。

エホバの元2世信者でつくる「JW児童虐待被害アーカイブ」

のネットアンケート調査より。

紙面に「エホバの元2世信者」と書かれているのか、ちと面白く。

「エホバ」というのは、この教団的には神の名前。なので、正しくは「エホバの証人の元2世信者」となるところだが、世間的にはそんなモノどうでも良く、私もこれからそうやって呼んでいこうかと。エホバによる性加害。

この記事のポイント3つ。いずれもエホバの証人による性被害が、組織的であることを示す。

  1. エホバの証人の役職がある信者から、性被害を受けたと申告されている
  2. 長老(エホバの証人の役職)に対して、性経験を話すように強制された
  3. エホバの証人は、若年者に不適切な性的表現を見聞きさせている

2023/3/29放送の『news23』より、エホバの証人が存在してはいけない理由

エホバの証人の役職者による性加害

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エホバの証人の同性愛に対する狭量な信念:子どもたちの苦悩

学校で追い込まれていくエホバの証人

追い込まれるエホバの証人の子ども

昨日の記事の続き。ダニエルの勇気に従って、エホバの証人の子どもが蛮勇を示すと社会や学校で孤立する。そのようにして、エホバの証人は教団依存を深め、時には精神を病む。

今回も、エホバの証人の子どもを傷つけて、組織からの離脱を阻もうとする内容。エホバの証人の週末の集会テキスト『ダニエルの手本から学べること』。

同性愛を一つのライフスタイルとして受け入れる人は教室の片側に,そうでない人は反対側に立つように,と言いました。兄弟はこう言います。「クラスの中で同性愛を支持しなかったのは,私ともう1人のエホバの証人の子だけでした」

エホバの証人の子ども、こういった妄信仰を試される機会があれば、勇気を示せと教えられている。今回のテキストもそういう流れ。

こういうのが、年頃の子どもにとって一番キツイんだけど、情弱信者の親たちはそんなことを考えもせずに、子どもたちにこういう拷問に近い罰ゲームに果敢に挑ませる。大恥をかいて、バカにされ蔑まれることを強要する。

それが嫌で妄信仰を歪めようモノなら、そして、それが親にバレようモノなら、待っているのは体罰。懲らしめという名の児童虐待。

地獄だよ。エホバの証人の子どもにとっては、学校も家庭も生き地獄。

「悪く言われるのはつらかったですが,信仰をしっかり貫けたのでうれしかったです」

情弱信者になる素質のある子どもは、こうして社会から自ら隔絶していく。教団内に取り込まれ行く。かたや、心が優しすぎたり、弱かったりすると、親や教団の仕掛ける、こういった拷問に耐え切れずに心を病んでいく。

同性愛者に対する、エホバの証人の偏見

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『みんなの宗教2世問題』、被害者が加害者に転じる2つの構図

被害者が加害者に回る構図

宗教2世の被害者の加害性

昨日の記事の続き。『みんなの宗教2世問題』謎の新宗教2世の体験談。

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被害者の加害性について、この体験者は

自分の加害性、これは私だけでなく多くの宗教2世の回復の過程で直面する耐えがたい苦しみに共通するテーマではないか

と書いている。

私は児童期に教団で、自分そしてその信者のためになると言われ、それを妄信し、性的なものを含む虐待行為に加わり、苦痛を感じる一方で快感や優越感も感じていました。また直接献金を促したわけではないけれど、物の購入や入会を勧めたりもしました。

児童であること、騙されていたこと、逃げられない状況の2世信者だったこと、それらを鑑みて充分に情状の余地がある。

とはいえ、児童であったこの人から、被害を受けている人がいたとしたら?被害者の立場に立つと、相手が児童であろうとも被害は被害。

この問題、体験者のケースでは、性的虐待と勧誘という2つに分けて考える必要がある。

私にしてみれば、性的虐待もカルト勧誘も両方とも罪。しかし、法的な観点ではカルト勧誘の方は罪に問われない。なので、一旦別々に考える。

不屈の精神より、エホバの証人としての贖罪を手軽な行動で示せ

勧誘活動で被害者を増やす罪?

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『みんなの宗教2世問題』、謎の新宗教2世の体験談

謎の新宗教2世の体験談

謎の新宗教、2世信者の体験談

『みんなの宗教2世問題』1章「当事者たちのさまざまな声」から。謎の新宗教2世の体験談。

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謎の新宗教の、激しく怪しい儀式が紹介されている。

本番はダメなんですけど、性的なことを一部の人がやって、みんなで見ているんです。性器と性器の交渉には至らないようなことを

もう、普通に違法。乱交パーティーと一緒で公然わいせつ罪でしょ。宗教以前の問題。この変態騒ぎに、子どもも巻き込まれているので論外。

どこからどう見てもカルトなのだが、ここまで暴走すると止まらなくなる。体験談の女性は、中学三年生のときに教団内で集団による性的暴行にあっている。

何の宗教か分からないのだが、身バレの恐れが高い小規模の宗教らしく。現代の日本に、こんな宗教が存在するというのに驚愕。

性的虐待を受けた者が、加害者側に回るエホバの証人

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エホバの証人組織の同性愛への見解:差別的な姿勢と神の是認の変動

エホバの証人組織の同性愛者に対する見解

エホバの証人と同性愛、結局は差別的

昨日までの記事で、エホバの証人組織の同性愛に対する見解の変遷を振り返った。1970年以来、現在まで。

まとめると

  • エホバの証人組織は、現在でも同性愛的指向を「恥ずべき性欲」で間違っているとしている。これは差別的偏見。
  • 1995年を境に、同性愛行為を行わない同性愛者が、自身の性的指向と戦っているなら存在を容認するようになった。
  • 1995年を境に、同性愛者の性的指向を矯正するのではなく、性的衝動を抑える指導に変わった

1995年以前は、行為を行わない同性愛者が、自身の性的指向を教団に対してカミングアウトすることがなかっただけなのではないか、という気もする。つまり、行為の無い同性愛者の存在が表面化していなかっただけ。

であるなら、エホバの証人組織の同性愛者に対する見解は大きく変わっていない。根本は同じで同性愛者に対して差別的。エホバの証人でありたいなら、性的指向を矯正しろとは言わなくなったが、欲求を押さえ続けろ。それは間違った欲求だからという姿勢。傲慢な態度。

性的マイノリティの人にとって、決してエホバの証人組織は居心地の良い空間であるとは思えない。

1995年以降、信者離れの抑制のためか、時代に迎合したのか、性的指向を治せとは言わなくなったが、本来の性的指向を認めてくれることはない。エホバの証人組織にとって、あくまで性的マイノリティは「間違った」「恥ずべき性欲」の持ち主であるから。

やはり、性的マイノリティの人にとって、一般社会の方が多様性を認めており、生きやすい。

エホバの証人と同性愛、まずは1970年代から調査

エホバの証人と同性愛、その変遷

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エホバの証人の見解と同性愛:我慢させるだけの教義

エホバの証人の抑圧的教理

我慢させるだけさせて、何もくれないエホバ

エホバの証人と同性愛について、昨日までの記事で1970年から21世紀に至るまで、エホバの証人組織の見解の変遷について振り返った。

現在の見解は、1995年に転換して以来、変わっていないと思われるのだが、今少し確認してみる。

聖書Q&A、『聖書は同性愛について何と述べていますか』より引用。これは記事の更新年月が不明なのだが、最新解釈ということでいいかと思われる。ここでは、下記のように指導されている。

異性に引かれる大勢の人も,聖書の規準に従いたいと願いつつ,同じような葛藤を経験しています。例えば,結婚の見込みがほとんどない独身者や,性的能力を失った人の配偶者は,様々な誘惑に直面しても性的な衝動を抑えるように努めています

とりあえず、他の状況に置かれた人と一緒くたにして、同性愛者も性的衝動を抑えろという乱暴論。

エホバの証人の教理の邪悪なところはここ。

我慢させるだけさせて、何もくれない。

結婚の見込みがほとんどない独身者、見込みがあるかないかなんてのは本来誰にも分らないし、これもすげー偏見よね。

話が逸れたが、結婚の見込みがほとんどない独身者のエホバの証人は、教団の指導のまま、性的衝動を抑えて寿命を終えることになる。当然、ハルマゲドンとか復活とか嘘なので、それで人生終わり。性的衝動を抑えたまま人生終了。

性的快楽を封じ込められて、たった一度の人生に幕を下ろすことになる。

『ニュータイプの時代』、ものみの塔サバイバーの倫理観

同性愛者に対して、偏見に満ちている聖書とエホバの証人

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エホバの証人と同性愛、1995年の転換点以降~21世紀まで

21世紀、エホバの証人と同性愛

同性愛者に対する、エホバの証人組織の態度の軟化

エホバの証人組織の同性愛に対する見解の変遷。昨日までの記事で、1970年~1995年までを振り返った。1995年に転換点があることが分かった。さらに、少し時代を進めて、「目ざめよ!」1997年12月8日号から。

クリスチャンは,必要とされる霊的な支援をいつでも喜んで差し伸べます。同性愛の傾向とまだ闘っている人たちに対してさえそうします

ついに支援が始まった。

そして、21世紀になってからの記事、ここからは教団の主張の主旨はほとんど変わっていないので、順不同。

「目ざめよ!」2016年 No.4より引用。

聖書は同性愛行為を非としているものの,同性愛者に対する偏見,ヘイトクライム(憎悪犯罪),不当な扱いを勧めていません。

同性愛行為を退けることと,同性愛者を退けることとは違う

行為はNGだが、同性愛的指向を持った人はNGとはしないと読める。同性愛者を偏見・ヘイトしないという好ましい態度にも読める。過去に散々、偏見文書を撒き散らしておいて、今さらという気もするが。

ものみの塔は緋色の野獣に股を開く娼婦

エホバの証人組織の、同性愛者に対する根深い偏見

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エホバの証人(JW)と同性愛、転換点となった1995年

1980年代~1990年代、エホバの証人と同性愛

1980年代のエホバの証人の同性愛者に対する見解

エホバの証人と同性愛者の関係。昨日の記事では1970年代のエホバの証人組織の同性愛者に対する見解を調べた。

時を進めて、「目ざめよ!」1984年2月22日号。私が生まれて、雨の日も風の日も、真夏の酷暑の日も大雪の日も、エホバの証人の布教活動に連行されていた頃。

記事のタイトルが『同性愛という流行病』、既に病気扱いしている。

他の汚れた欲情や有害な欲望と同様,同性愛的な傾向は抑えることができます。それは,克服し,古い人格の一部としてぬぎ捨てることができる

病気なので治せるという書き方をしている。

1980年時点のエホバの証人組織の同性愛に対する見解

  • 同性愛者に対して差別的
  • 同性愛者は、異性愛者への転換が可能

基本的には1970年代と変化なし。

エホバの証人(JW)の禁止事項まとめ~過酷なJW2世の子供の学校生活

1990年代のエホバの証人の同性愛者に対する見解、転換点

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