宗教2世の声、子どもは親を喜ばすために生きているわけじゃない

子どもは親を喜ばすために生きているわけじゃない

子どもに宗教を押し付ける2世問題の構図

『みんなの宗教2世問題』1章「当事者たちのさまざまな声」。創価学会2世の体験談。

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この人は、学会活動を

親が喜ぶからやっていた

子どもは、親を喜ばすために生きているわけじゃない。しかし、子どもは親を喜ばせたいと思う。それが、バカ親が子どもに宗教を押し付ける要因になってしまう。

子どもは自ら望んで宗教をやっているのではなく、親が喜ぶから仕方なく宗教をやっている。もしくは、親に怒られるから、嫌々宗教をやっている。宗教をやらないと生存できないから、耐え忍んで宗教をやっている。

初めて自分自身について悩んで、自分がまわりに合わせてばっかりで、からっぽかもしれないって思った

仕方なく宗教をやっている間に、本来の自分すら見失う。この人のように空っぽになる。

空っぽなら、まだマシな方で、自分が望んで宗教をやっていたと思い込み始める。そうなると厄介で、脱会が困難になる。大人になると、2世被害者のまま加害者側に回っていくことになる。

学会員の子どもたちを書道教室に通わせて、

新聞や選挙を頼んだりする
いま思うと子どもを使って、会員でない人を囲い込んでいた

子どもを道具にしている。

エホバの証人も勧誘に子どもを使う。子どもを体罰で縛っておいて、子どもがこんなにお利口になります。子どもの教育で悩んでいませんか?とやるわけだ。

さらに創価学会の場合は、選挙で勝つことが宗教活動の一環になっているという意味不明。エホバの証人の場合は逆に振れていて、選挙・投票の一切をしない。どっちもどっちだが。

『週刊東洋経済 2023年6/10号 宗教 消滅危機』より

カルト宗教の共通点

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20年後、30年後の自分を考えると、現役エホバの証人は脱会一択

20年後、30年後の自分を考える

40代のエホバの証人、果たして社会復帰できるのか?

生まれつきのエホバの証人2世や3世だったという人。子どもの頃から宗教漬け。そして、今でも現役エホバの証人で、現在40代付近というのが、私の同世代。

私は、そういうお先真っ暗な人たちに、エホバの証人をやめろと言っている。

私の場合は、14才でエホバの証人をやめて自由になった。洗脳がとけたのは20才を過ぎてからで、いろいろと後遺症もあった。しかし、とりあえず14才以降は、生活の全般においてエホバの証人に縛られることは無かった。

この30年間の差、とりあえずエホバの証人から自由だった者と、そうでない者。20代、30代をエホバの証人として過ごした者とそうでない者の差。

30年という時の重み。

今まで、その重みをあまり実感せずに、「エホバの証人をやめろ」「エホバの証人はやめられる」と言ってきた。

子どもの頃からエホバの証人社会しか知らず、20代~30代もエホバの証人として過ごして、40才付近になった。それで、果たして、社会復帰できるのか?

とりあえず、怖いだろうとは思う。無知は恐怖だ。

ならば、知ればいい。

いきなりでなくても良い。エホバの証人をやめることを想定して、世俗のポジションを固めていく。経済的・精神的拠り所を、エホバの証人以外の世界につくる。

人生において不可能なことなんて無い。40代で引きこもりなんて人に比べれば、まだ生まれつきのエホバの証人で40代という人の方が社会復帰しやすいだろう。

この世を彷徨うエホバの証人たち、人生は今からでもやり直せる

20年後、30年後の自分を考える

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裏切り者のカルト親、人生迷子で裏切っているモノとは?

カルトから自由になる方法

裏切り者は、カルト親

『みんなの宗教2世問題』1章「当事者たちのさまざまな声」より。正当派プロテスタント2世の体験談。昨日の記事で、カルト化した正統派プロテスタントの家庭とエホバの証人との間の類似点を挙げた。

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『正統派』と呼ばれるところでも、場所とか親によってはカルト化することは普通にある

カルト化した家庭や場所で起きたことが、組織的に起きている宗教がカルト宗教。エホバの証人こそカルトど真ん中。昨日に続いて、正統派プロテスタントカルト家庭とエホバの証人の類似点を挙げる。

この人は、正統派プロテスタントに関わるのをやめて、

やっと自分の自由な人生が手に入ったって思うと同時に、自分はすごく罪深い人間だとか、ほんとうに両親とかいままでよくしてくれた教会の人たちとかを裏切っているんじゃないかという気持ちもあって

実生活に害がでた。

私もエホバの証人をやめるときには、両親を裏切るという思いが強かった。エホバの証人とカルト化した正統派宗教の類似点、人情や親子の情が脱会を阻ませるところ。

私は、この点をハッキリ割り切っていた。自由な人生を手に入れるためなら、それを妨害する者と敵対するのは仕方がないと考えていた。たとえそれが親であっても。

なので、親を裏切ることに強い罪悪感はあったが、それで実生活に害が出ることは無かった。

この場合、裏切っているのは、宗教を押し付けてくる親なのか、それを拒否して自由を得ようとする子なのか。

子どもは、親の保護下にあっても、言いなりになる必要はない。それを宗教なんてどうでも良いモノ、カルト化しているならば害でしかないモノを押し付けてくる。この状態、実は裏切りに相当するのは、カルト親の方。

カルト親のやっていることは、人間の尊厳に対する裏切り。

ハルマゲドンで人生迷子

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カルト化した正統派プロテスタントと、エホバの証人の類似点

当然、世の人より堕落しているエホバの証人

『みんなの宗教2世問題』、1章「当事者たちのさまざまな声」。正当派プロテスタント2世の体験談。昨日の記事の続き。

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働きはじめてから、世の中の人は堕落していて悪い人ばかりって教えられてたんですけど、関わってみたら、ぜんぜんそんなことないし、いい人もいっぱいいて、うちは明らかに他の家庭と違うなっていうのを、20歳過ぎてから自覚しました

これは、元エホバの証人2世の体験談だと言われれば、全く違和感がない。エホバの証人も同じ。

エホバの証人は、世の人は汚れているみたいに毛嫌いするんだけど、どの口が言っているんだという話。カルトの世迷言を流布して被害者を増やしている奴らが何言ってんだかと。

世の人は堕落している論調。テレビのニュースとか見て、「世の中がこんなに悪いのは・・・」とか、エホバの証人は言うんだけど、ニュースになっているのは極悪事例、一般的な庶民はきちんとマジメに働いているよ。王国第一のエホバの証人とは違うんだよ。

極めて劣悪な事例がニュースとして取り上げられる。んんん?エホバの証人が児童虐待組織としてニュースになるということは?どういうことなのかな?それはつまり、世界の最も悪い部分、醜い部分にエホバの証人が位置しているということなんだよ。

カルト化した正統派宗教と、エホバの証人との類似点

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余計に厄介?正当派プロテスタントがカルト化した家庭

正統派宗教がカルト化した家庭では・・・

正当派プロテスタントがカルト化した家庭

『みんなの宗教2世問題』、1章「当事者たちのさまざまな声」。正当派プロテスタント2世の体験談。以前から、カルトでない宗教にも2世問題があるとは言われていた。純正カルト出身の私からすると、「へー、そうなんだ」くらいの感想しか持っていなかった。

頭か心が弱い親が、何に依存したかの違いで、宗教2世問題はいわゆる毒親との問題とされる部分がある。

エホバの証人だったら、輸血拒否に児童虐待、児童性虐待、そして極悪教理のハルマゲドンと、360度どこから見てもカルトなので、糾弾しやすい。自分自身や親の過去だとしても全否定しやすい。

というか、全否定しないとダメですよ。一部容認している時点で、だいぶ怪しい。本当に、エホバの証人という病が癒えているのか?全快していなくとも、快方に向かっているのか?

エホバの証人の「中には良い人もいる」「良い教えもある」という主張はヤバいですよ。そんな程度の良いモノなんか、世界に満ち満ちている。

エホバの証人だった過去をトータルで見れば、大きなマイナスであることは間違いない。だったら、とっとと切り捨てて前進するしかない。

とにかく叩かれる、エホバの証人2世の子ども:『みんなの宗教2世問題』より

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まずは1ヶ月間、エホバの証人に会わないチャレンジを

まずは、1ヶ月間。エホバの証人に会わないお試しを・・・

崇教眞光、エホバの証人との類似点

『みんなの宗教2世問題』、1章「当事者たちのさまざまな声」。崇教眞光の2世脱会者の体験。

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眞光という宗教では

三日間の初級研修を受講することで、初めて御み霊を拝受でき、これを首に掛けることで、人類で初めて一般人が手かざしという、神様の光を手から出すことが許されるとされています

「初級研修を受けた一般人」が、手から神様の光を出すことができるらしい。

これがエホバの証人の場合だと、

神から油注がれたと感じた信者のうち、教団内でうまく立ち回った米国系統の信者たちが統治体メンバーに選ばれる。統治体メンバーだけが神の言葉を伝達することが許されるとされている。

似たり寄ったり。

眞光では「神の御名を穢す」という教えがあり、眞光の組み手なのに、自分が不幸だということを一般の人に知られてはいけないというのがあります。簡単にいうと、手かざしがあるのに、なんで幸せじゃないのか、手かざしとか眞光ってインチキじゃないかって一般の人に思われただけで、「罪を積む」という教え

信者に対して情報統制を敷くのと同時に、外部に対しても真実が出ないように制御されている。やはり、エホバの証人と似たような感じ。基本は抑えているわけだ。

エホバの証人の場合は、当然「神の御名を穢す」のは罪なのだが、勝手に神の名を「エホバ」と騙っている時点で論外。まず組織として罪を背負っていると考えた方が良い。

エホバの証人も、ことさら自分が不幸だということを一般の人に知らしめるのは「ふさわしくない」と考えられている。簡単にいうと、真実が外部に漏れて、統治体とかエホバの証人ってインチキだと一般の人に気付かれる(大概の人は気付いているというか、相手にもしていないのだが・・・)のを防ぐため。

多くの場合、エホバの証人信者は家族を失い、人生を大きく損ねている。絶賛不幸のまっただ中なのだが、本人たちはそれに気付かない。

人間らしい心を失い、「エホバがー、エホバがー」を連呼。自身の圧倒的不幸な状況から目を背けている。楽園とか永遠の命、復活といった、ニセモノの希望に惑わされている。

『みんなの宗教2世問題』、宗教2世の肌感覚とは・・・

まずは1ヶ月間、エホバの証人に会わないチャレンジを

この眞光元2世信者が教団に疑問を持ったきっかけは

小さい頃から毎日眞光の道場に行ってたのを、ちょっとずつ減らしていって。まず二日に一回にして、三日に一回にして、一週間に一回、最終的に一ヶ月に一回だけ道場に行くように

したこと。

現役エホバの証人もこれがおススメ。

集会に行く回数を減らしてみる。Zoom参加を増やしてみる。隔週参加にしてみる。一ヶ月断ってみる。

「信仰が弱まるから、毎週参加するように」と教団側は指導しているが、教団の都合の悪い部分に、目ざめられるのを嫌っているだけ。信者のマインドコントロールが解けるのを防いでいるだけ。そもそも、

確信とか専心とか献身とか、大げさな言葉で信仰を表明させておいて、ちょっとやそこら集会参加を減らしたからって、信仰が揺らぐものか。その程度の信仰だったのか?

はい、まずは1ヶ月間、エホバの証人に会わないチャレンジを試してみよう。きっと心身ともに健康になるよ。


とにかく叩かれる、エホバの証人2世の子ども:『みんなの宗教2世問題』より

何が何でも叩かれるエホバの証人2世の子ども

親の思いどおりにいかないと、叩かれるエホバの証人の子ども

『みんなの宗教2世問題』、1章「当事者たちのさまざまな声」。スクールカウンセラーの元エホバの証人女性の体験談。

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エホバの証人組織の悪行のひとつである組織的な児童虐待「体罰」。

母が思う「悪いこと」をしたときに、母が指を一本立てる

我が家では、指が三本たまったら

お尻をたたかれるというシステム

最初から、子どものおしりを叩く前提で動いている母親。日常的に暴力を振るう気が満々。しかも、

母親の思う「悪いこと」で虐待点数が加算されていく。母親の思う悪いことで、叩かれたらたまったもんじゃない。しかもカルト親の。母親の思いどおりの行動をしないと、子どもは暴力を振るわれることになる。

教団が「子どもには体罰が必要だ」と教える。そして、こんな宗教を始めてしまうどうしようもない親がその教えに従う。すると、こんな茶番になる。

三回目の指が立った後に、私のほうから「お願いします」と言って、お尻を差しだしてたたかれて、「ありがとうございました」と言って終了しなきゃいけないっていうルール

いったい何のプレイなんだよと言いたくなるが、わが家も似たようなモノだった。叩かれるのにお願いしければならない屈辱と、なぜなのか叩かれたことを感謝しなければならない不条理。

これが日常的に行われるのだから、子どもはおかしくなるって・・・。

『みんなの宗教2世問題』、宗教2世の肌感覚とは・・・

よちよち歩きの頃から叩かれる、エホバの証人2世の子ども

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エホバの証人に異論、地は果てない。地上の最も遠い所はどこなのか?

地は果てないのだが・・・聖書では・・・

地上の最も遠い所は、最も近い所

昨日の記事の続き。エホバの証人公式サイトの『聖書は科学的に正確か』にツッコんでいく回。

『聖書は科学と矛盾していますか』から。地球の球体問題。

聖書に出てくる「地の果て」という表現は,「地上の最も遠い所」という意味で使われています。地球が平らであるとか,端があるという意味ではありません

これもエホバの証人お得意の希望的憶測。

使徒1:8の記述。共同訳だと「地の果て」だが、エホバの証人仕様の新世界訳だと「地上の最も遠い所」となっている。エホバの証人は憶測で聖書まで変えちゃってるんだね。

「地上の最も遠い所」は、地球を一周してきた自分の今いるところのすぐ隣。つまり、一番近く。地は果てない。

これは仕方ないよね。地球が球だと知らなかったんだから。聖書筆者は。

しかし、聖書を書き直したエホバの証人の方は問題。「地上の最も遠い所」は「地上の最も近い所」。大きな矛盾が虎の子の聖書に生じている。おかしいね。エホバの証人的には、聖書は神が書いた設定だから、地球が球であることは聖書筆者も把握しているはずなのにね。

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太陽も月も、地球の自転も止まらない。聖書の非科学的記述

太陽と月の動きを止めた、はずのないヨシュア

エホバの証人、希望と憶測の大集合

昨日の記事の続き。エホバの証人の公式サイト『聖書は科学と矛盾していますか』にツッコんでいく回。

聖書に天動説が書いてあるという指摘に対して、エホバの証人の反論は以下。

伝道の書 1章5節には,「日は昇り,やがて沈む。そして元の所に急いで戻り,また昇る」とあります。しかし,これは地球から見た太陽の動きを描写しているにすぎません。地球が太陽の周りを回っていることがよく知られている今でも,「日が昇る」とか「日が沈む」という表現が一般に使われています

これは、いつも通り、エホバの証人の希望。「聖書が科学的に正しい」という思い込みからスタートしているので、こんな希望的憶測しか出てこない。「地球から見た太陽の動きを描写していて欲しい」という希望が断定されている。

逆に、聖書筆者が太陽が地球の周りを動いていたと考えていても、不思議ではない。

聖書に天動説が書いてあっても別にいい。「当時は、一般に太陽が地球の周りを回っていると考えられていました」のひと言で片付く。何から何まで科学的に正しい必要はない。聖書は聖書筆者の創作物なんだから。

地球の自転は止まらない

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世界各地の神話の劣化版、エホバの証人の神「エホバ」

神話の神々の劣化版、エホバ

誰より無慈悲な神話の神は、聖書の神

エホバの証人公式サイトの『聖書は科学的に正確か』にツッコんでいく回。昨日の記事の続き。

大昔の創作文学に現代の感覚でツッコむというのは、非常に大人げない。しかし、エホバの証人が「聖書に書いてあることはすべて正しい」と言って、信者を騙したり、聖書に独自解釈を加えて信者を輸血拒否で死なせたり、信者の人生を搾取したりするのを防ぐためなので、仕方ない。

大人げなく、創作文学「聖書」が科学的に正しい、というエホバの証人公式サイトにツッコんでいく。

今回は、『聖書は科学と矛盾していますか』。

まず、エホバの証人の主張、聖書に天体の動きがざくっと正しげに書いてあって、それに対して

世界各地の神話は,人間は神々の予測不能で無慈悲な所業に翻弄される

と。それ、聖書の神そのものじゃね。聖書中で神は異民族をどれだけ殺してんだよ。「予測不能ではなく、事前に警告した」とか言いわけするんだろうけど、それ関係ないから。

どれだけ事前に警告しようが、「従わないなら大量虐殺する」ことの免罪符にはならない。

さらに、エホバの証人の信じているハルマゲドンとか起こり得ないから、それこそ予測不能、そして人類皆殺しのハルマゲドンは無慈悲な所業そのもの。

とはいえ、ハルマゲドンは起きない。単なる作り話だから。そして、聖書の神も、エホバの証人の神エホバも創作の神にすぎない。

エホバの証人の神エホバに至っては、世界各地の神話の劣化版であろう。エホバの証人公式サイトの茶番ぶりが、それを証明している。

エホバの証人の、聖書が科学的であるというおかしな主張

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