『よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話』

『よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話』

 

エホバの証人2世の境遇を描いたコミックです。紙書籍版は中古しか販売されていませんでした。電子書籍版なら端末を覗かれない限り、読んでいるのを知られないので、現役信者の方にもおすすめ。

エホバの証人組織は組織外の本を読んではいけないと言っているが、それは自分たちの主張を守るための情報統制洗脳の手段です。自分から知ろうとしない限り真理はあなたの元にはやってきません。

この本は危険でもないし、本ブログのようにエホバの証人組織に対して攻撃的・真っ向から批判している訳ではありません。コミックなので読みやすく、絵柄もエホバの証人2世信者でも受け入れやすい優しいタッチです。

エホバの証人2世の気持ちを代弁する本

読んだ感想ですが、このコミックは2世信者の気持ちをよく表現しています。私も思い当たる所が多くありました。

  • 屈辱的な日となるクリスマス
  • 誕生日
  • クラスメイトの家の呼び鈴を鳴らすときの恐怖心

以下、本書より引用です。

鞭は痛くて怖くて恥ずかしい気持ちになります

今でも死生観がゆがんでしまっている

作者の家は父親が未信者だったので、作者の洗脳は薄かったようです。そのため、まだ10代の間に楽園というエホバの証人組織の嘘を見抜いていました。本人の知能が高いというのもあるのかも知れません。

私の場合は両親がエホバの証人という最悪な状況で育ちました。おかげで洗脳はマックス状態。自らエホバの証人を辞めて、20代になっても洗脳下にありました。明日にでもハルマゲドンで死ぬものだと思っていたので、怖いものなど何もありませんでした。

一般道で180km出して走っていても、チンピラ何人相手に囲まれても、死が身近だったので平気だったのです。ふとしたことで洗脳が解けて、不慮の事故が無ければ寿命が全うできると気付いたときの脱力感、それ以降の人生は間の抜けたものになりました。

私がエホバの証人をやめたのは、永遠の命よりも限りある人生に意味があると思ったからでした。そんな昔のことを思い出しました。現役2世信者で地獄の底にある人や、エホバの証人組織を脱会して何年も経つ人でも、共感できる本だと思います。

また最初から読み進めるとエホバの証人とは何か、よく分かるような本の構成になっています。身の回りに突如エホバの証人が出現して戸惑っている人にもおすすめの一冊です。


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